転職者を採用するにあたって
転職者の問題点
採用者側の視点で転職者について考えてみましょう。
厚生労働省の中高年転職者実態調査によると、転職者を採用する際の問題として、各産業共に次の3つが多くあげられています。
- 必要な職種に応募してくる人が少ない事
- 求職者の能力評価に関する客観的な基準がない事
- 採用時の賃金水準や処遇の決め方

転職を有利に運ぶには
まず、一つ目の問題点として、必要な職種に応募してくる人材が少ない事について。
この問題は明らかに企業(採用側)と転職者(求職側)とのミスマッチングが原因です。
つまり、実際の応募者に対して募集側の要望と異なってしまっているわけですから、応募の仕方(広告の内容)に問題があると言えますが、限られた広告枠の中で全てを伝えるのは困難なのでミスマッチングが起こりやすいのです。
産業別に見た転職者採用の際の問題点(画像クリックで拡大)
企業が広告や雑誌等を利用し求人を募集する際、広告に書かれている内容(キャッチフレーズなど)は、広告会社側によって作成される場合があります。
何故なら、企業側にとって、広告費を捻出し求人広告を掲載しても、応募者(求人)が来なければ、広告費用は無駄になってしまいます。
従って、求人広告を掲載するからには、求職者の目に止まるような魅力的な文章を作成しなければなりません。
ところが、こういった文章を作るのはなかなか難しいので、広告会社に所属するプロ(コピーライターの様な専門家)によって文章が作成されるわけです。
しかしながら、この事によって、応募者を集める事ができる反面、ミスマッチングが起こり易くなってしまうという側面があります。
転職情報誌(広告)の現状と対策
実際、以前、求人の募集(広告内容)について問い合わせたところ、「これはウチで書いたものではないので・・・」
などと返答された事がありますし、よく聞いてみると、思っていた広告の内容と違っていたなんて事も実際よくある話です。
又、広告では一応、○○部門、△△部門、××部門の3部門で募集はされていてもが、実は、企業側が今、一番人材を必要としているのは△△部門であったりするわけです。
要するに、広告の内容(主にキャッチフレーズ)は、応募者集めの内容が含まれていると考えておいた方がよいでしょう。
ですから、応募する際は、広告の内容についてよく確かめておく事が大切です。
最近では、こうしたミスマッチングを防く為に転職支援機関へ依頼する企業が増えています。
次に、求職者の能力評価に関する客観的な基準がない事についてですが、これは履歴書や職務経歴書などで実績をなるべく具体的に書きましょう。
例えば、平成○○年度、上半期社内売り上げコンテスト3位入賞とするだけでなく、平成○○年度、上半期、全支社○○○人を対象とした、社内売り上げコンテストで3位入賞とするなど、比較するものを具体的に書く事で実績に客観性を持たせる事ができます。
転職に於ける募集側(企業)と応募側(求職者)とのミスマッチングを防ぎましょう。


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