転職の雇用体系を考える of 中高年転職応援サイト

転職後の雇用体系と私達のこれから

中高年転職のこれから

中高年での転職を考える場合、今後、転職先で一般正社員として働く事は望ましい事ですが、早期に転職を希望される場合、終身雇用や、一般正社員へのこだわりを待たれている方と、そうでない方とでは、転職の幅が異なってきます。

転職に関して、会社に対し骨を埋める覚悟で望むという事を否定する事はできませんが、今の社会で社員は社の財産と考える企業を探す事は困難です。
もっとも一部の企業では人材確保の為、派遣社員採用に関して、将来一般正社員としての採用を前提とした雇用を打ち出している所や、ワークシェアリングを採用し、苦しいながらも従業員を雇用し続ける所も見られますが、やはり、この不況の御時世で、会社に対する期待は過度に持たない方が望ましいのではないでしょうか。

オフィス街

これらをふまえて正社員だけでなく、派遣登録などによる非正規社員(有期契約)として働く事も視野にいれる事で転職率を高める事ができます。
しかし、現在、派遣社員は登録型が主流となっていますが、登録型の派遣社員として働く場合は、注意しておかなければならない事があります。

登録型の場合、派遣先との契約が打ち切られれば、派遣元との雇用関係もなくなってしまいますので、雇用保険がなければ完全に収入が途絶えてしまうというリスクがあります。
ですから、派遣社員や契約社員など非正規社員として働く場合、契約解除となりパニックにならない為にも、契約更新の有無に対する見通しを立てておかなければなりません。
更新時期がくる前に、新たな職場を探して契約を結びなおし、収入を確保するのも一つの方法です。
働く者にとって、収入(生活の安全)を確保する事、家庭を守る事を最優先で考えなければなりませんから、この点については、あまり会社に対して義理立てを感じる必要はないでしょう。
会社が派遣社員を採用する目的は様々ですが、今、会社が生き残りを掛けて頭を悩ますのは徹底した合理化(経費削減)であり、その有効な方法が、必要な時に必要な分だけ人材を確保しやすく福利厚生の負担もかからない派遣社員や契約社員などの非正規社員の導入であり、最終的な手段として雇用調整があるのです。

LinkIcon中高年の派遣社員について

非正規社員と一般正社員の主な違いについて

今迄、正社員として働いていた方は、所得税、社会保険、厚生年金といったものは、毎月の給与から自動的に差し引かれていたので、あまり実感がないかも知れませんが、契約社員や派遣社員などの非正規社員として働く場合、今後、所得税は確定申告によって定められた額を支払う事になります。


街の風景

社会保険(2年間は継続が可能)は国民健康保険へ切り替わります。
厚生年金については、国民年金へ切り替わる事になります。
このうち、特に年金についてですが、これまで支払われていた厚生年金には国民年金が含まれていましたが、契約社員や派遣労働者として働く事になると、厚生年金はなくなり国民年金を掛けていく事になります。
しかし、将来、年金を受け取る時、国民年金だけで生活していく事は難しいのが現状です。
要するに、国民年金は無いと困りますが、それだけでは足りないのです。

ですから、今の内に厚生年金に代わるものを自分で用意しておかなければなりません。
例えば、国民年金基金というものがあります。
この国民年金基金を掛ける事によって、国民年金では足りない部分を補充し、将来受け取る年金額を増やす事ができますので、所得に余裕がある方は、利用される事をおすすめします。
他にも、生命保険や、ゆうちょなど、自分の将来について考えていかなければなりません。

現場で働く中高年男性

つまり、あなたが転職先で契約社員や派遣社員として働かれるのであれば、今後は会社と契約によって雇用関係を結ぶ事になりますし、税金の事なども考えていかなければなりませんので、一事業主としての感覚が求められる様になるのです。

非正規社員になったら
確定申告が必要
厚生年金から国民年金へ
社会保険から国民健康保険へ

LinkIcon派遣社員について

ワークシェアリング&福祉制度の充実

現在の雇用情勢を見ても分かる様に、一企業で働き続ける終身雇用が当たり前の時代はとうの昔に終わっています。
特に大企業で働く契約社員や派遣社員の方達は、契約期間が終われば雇用関係が解除され、多くの方達が職を失ってしまう厳しい雇用の時代なのです。
今後、転職によって契約社員や、派遣社員などの非正規社員として働いて行くのであれば、より良い条件の所と契約を結んで収入の安定を図らなければなりません。
いざとなれば会社はあなたの都合を考えてはくれませんし、考えてもいません。
あなたと会社との関係は契約によって結ばれているわけですから、非正規労働者のあなたにとって、より良い条件のところと契約を結びたいと考えるのは当然の事なのです。

今後の新しい働き方の一つとしてワークシェアリングというものがあります。
ワークシェアリングとは、労働時間を短縮し業務の合理化を図る事を言います。
現在、我が国でワークシェアリングを採用する企業はまだ少なく、主にリストラ対策(緊急避難型)として行われています。
ワークシェアリングによって、仕事を細分化する(一人で行ってきた業務を数人に分け、仕事を分けあう)事で、雇用を維持させる事を目的とする、社員の事を思う企業側にとって苦肉の策と言えるでしょう。

これによって、労働者は雇用が維持される反面、労働時間の短縮(場所によっては週休3日などもある)に伴い、給与が減額される問題が出てくるので、生活を維持させる為には、やむなく他の仕事(アルバイト先)を探し、掛け持ちで働かざるを得ないなど、ワークシェアリングに対する考え方はネガティブなのが現状です。

クレーン

しかしヨーロッパ、特にオランダはワークシェアリングの先進国と呼ばれ、各企業では積極的に採用されています。
労働時間を短縮する事により、多様な働き方が選べるという考え方です。(多様就業型)
日本でも、短時間労働(1時間~3時間程のパート)が可能な企業も一部で見られる様になってきてはおりますが、まだまだ非正規労働者を取り巻く環境は厳しく、賃金が低い事や、育児休暇が設けられておらず、産休すると雇用を解除されてしまう事などと言った、育児しながら働く女性にとって大きなの問題となっています。
オランダでは、育児によってフルタイムで働く事が困難な女性にワークシェリングは有効に活用されており、労働時間の規制や、同じ労働時間でも個人によって賃金が異なり、一定の水準を上回れば、その分賃金が加算されるなど、細かくランク分けされるといった制度が設けられているのが特徴です。
又、スウェーデンでは政府によって福祉制度の充実が図られています。
消費税は25%に上りますが国民から不満は出されず、むしろ皆進んで納税する傾向にあります。
税金は自分に対する投資(貯金)という考えを、国民一人一人が持っているからです。
それと言うのも、貯蓄を蓄える必要性を感じさせない程の充実した福祉制度によって、老後は安心して暮らせるという、政府に対する強い信頼感があるからだと言われています。
しかしながら、かねてより続く不況に伴う我が国の厳しい雇用情勢(生活環境)で、これから先(近い将来)に対する生活の不安や、老後の不安など、不安だらけの世の中で、私達が今、最も必要とし、求めるのは「安心」ではないでしょうか。
草の上に座る親子

LinkIcon中高年転職のコツ